中医学
意外と知らない!?漢方の治療について漢方薬店がお答えします
2018/12/04
こんにちは。
大阪府河内長野市南花台にある漢方薬店の『鶴亀堂』です。
みなさん『漢方』にどんなイメージをお持ちですか?
最近はテレビや雑誌などでも取り上げらえれることが多くなり、 目や耳にする機会も増えて参りましたが、 どのようなアプローチでお悩みを改善していくのかご存知でしょうか。
今回はご来店のお客さまから多く寄せられるご質問にお答えする形で、 漢方の治療についてご紹介いたします。
「漢方って効くの?」
こちらは本当によくいただくご質問です。
漢方薬は、お客様一人ひとりの体質に合わせて処方いたします。
お悩みの症状の原因となる体質に合う処方が見つかると、効果が現れてきます。
漢方薬を飲めばすぐに病気が治るというものではありませんが、
時間をかけて取り組むことで、症状の原因となる体質自体の改善へと繋がります。
表面的な症状の改善ではなく、根本となる原因に向き合うので、
複数のお悩みが改善されることがあるのも漢方治療の特徴です。
漢方では病気のみを治すのではなく、
体の中の気・血・水のバランスの過不足を整えていきます。
気(き)・血(けつ)・水(すい)とは?
「気・血・水」は常に体の中を巡っている、生命活動に必要な3つの要素です。
この3つがバランスを保って体内を巡ることで、私たちの健康は保たれています。 そのため「気・血・水」のうちどれかが不足したり、流れが滞ったりすると、体に不調が現れるのです。
「気」は生命のエネルギーのこと。
すべての原動力となるものです。
『気力』『元気』『気合い』『根気』の気です。
気の不足・気の滞り・気の逆行等により、様々な症状が出ます。
イライラや憂鬱、不眠なども気に異常が生じた際に現れるとされています。
「血」は主に血液を指します。
体全体を巡って、組織や器官に養を与えます。
血の停滞や不足により、月経異常や下腹部の圧痛、
貧血などが現れるとされています。
「水」は血液以外の体液のことです。
体内の水分の代謝や免疫にかかわっているとされています。
水の異常により、浮腫みや排尿の異常、めまい等が起こるといわれています。
「その人に合う薬はどうやって決められるの?」
お困りの症状・その他全身の体調・日々の生活習慣・嗜好、等の情報を基に総合的に判断し 一人ひとりの体質に合ったお薬を決定します。
痛み等の我慢しづらい症状の場合は、まずその痛みを楽にするお薬を処方し、 痛みが楽になった後にその原因となっている体質を改善するお薬に切り替える場合もございます。
また症状が改善されない場合は別の漢方薬に切り替えるなどして、その人にあったお薬を見つけていきます。
お客様がたくさんご自身のことをお話してくださるほど、お客様に合ったお薬を処方しやすくなります。 お薬の決定には、お客様のご協力が欠かせないのです。
鶴亀堂でのカウンセリングは他のお客様が気にならない環境で行いますので、 是非お悩みやご自身のことを、できるだけありのまま、たくさんお聞かせくださいませ。
お客様と二人三脚でお悩みの改善に取り組んでいきたいと考えています。
漢方でのご自身のお悩みの解決についてお知りになりたい方は、
お気軽にお問い合わせ・ご予約くださいませ。
スタッフ一同お待ちしています。
漢方薬店『鶴亀堂』
〒586-0077 大阪府河内長野市南花台4丁目14−11
受付時間 : 09:00?17:00
定休日:土曜、日曜
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0721-63-7777